【理由3選】川勝平太知事はなぜ人気?当選理由や辞任に至った発言まとめ

静岡県知事の川勝平太氏が辞任することになり、話題になっています。

そんな川勝平太氏ですが、静岡県知事として務め上げた期間はなんと15年間。

様々な取り組みは多くの支持を集めていたのですが、これまで様々な炎上発言によって時に物議を醸し、ついには辞任に至る結果となりました。

本記事では、川勝氏がなぜそこまでの人気を博したのか、そして何が彼を辞任に追い込んだのか、その理由を解説します。

この記事でわかること
  • 川勝平太氏の人気を支えた理由
  • 川勝平太氏の不適切な発言まとめ
目次

川勝平太知事はなぜ人気だった理由3選

川勝平太氏が静岡県知事に4期15年にわたり務め、2024年4月には突然の辞任を表明しました。

その長期にわたる人気と支持の背景には、いくつかの鍵となる理由があります。

2009年の初当選から15年知事を務めた(人気だった?)

2009年に初当選してから、川勝知事は4回連続で静岡県の知事職を務め上げました。

その間、彼が行ったさまざまな施策や政策は、県民の生活に直接的な影響を与え、その結果としての人気を確固たるものにしました。

人気だった理由を主に3つ見ていきましょう。

①医療費無料政策

医療

川勝知事の最も注目される政策の一つが、高校生までの医療費無料化です。

この政策は、静岡県内の子どもたちが、負担の少ない医療サービスを受けられるようにするもので、家庭の経済的負担を大きく軽減しました。

特に、子育て中の親世代からの支持は非常に高く、この施策は川勝知事の人気を支える大きな要因となりました。

医療費の自己負担が一律500円になるという点も、実質的に無料に近い支援として多くの家庭にとって大きなメリットとなりました。

②水源保護でリニア反対

川勝知事は、環境保護と地元の自然資源の保護にも熱心でした。

特にリニア中央新幹線の建設に反対し、静岡県の水源を守るための活動は多くの県民から支持されました。

この立場は、経済成長と環境保護のバランスを考慮した結果であり、自然を重んじる静岡県民の価値観とも合致しているため、川勝知事の環境に対する姿勢は彼の人気に一層の輝きを加えました。

③前任の石川嘉延氏のコネ

川勝知事が政界に進出するにあたり、前任者である石川嘉延氏からの支持やコネクションがあったとされます。

研究者から早稲田大学の教員を経て、突如、静岡文化芸術大学の学長に名を連ねることになった川勝氏。

この転身は、石川氏が理事長を務める同大学からの招きによるものでした。

そこから政治の道を歩み始め、石川氏の後押しを得て、知事の座に就いたとされています。

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政治には人脈やネットワークが重要なんですね。

【炎上】辞任に至った発言まとめ

川勝平太氏の知事としてのキャリアは、数々の成果に彩られていましたが、その一方で彼の発言がたびたび物議を醸してきました。

ここでは、辞任に至るまでに行った、特に注目を集めた発言をまとめてみます。

県構想の施設整備を巡って県議団らと面談にて

川勝知事は、2019年12月、県が構想する施設の整備を巡って県議団との面談で、県議に対して「ヤクザもいる」「ゴロツキもいる」「反対する人がいたら県議の資格がない」との発言を行いました。

この言葉は、政治的な相手に対する敬意を欠いた表現として、多くの批判を受けました。

後に川勝知事は記者会見でこれらの発言に対して謝罪しましたが、その後も彼の発言に対する議論は続きました。

参院静岡選挙区補欠選挙の応援演説にて

2021年10月、参院静岡選挙区補欠選挙の応援演説で、川勝知事は御殿場市について「コシヒカリしかない」と述べました。

この発言は、地域を単一の産品で単純化し、その他の価値を軽視するかのように捉えられ、多くの批判を浴びました。

この発言によって、臨時県議会で辞職勧告決議案が可決される事態に発展しましたが、川勝知事は後に「来年は生まれ変わると富士山に誓った」と謝罪しました。

静岡文化芸術大の学生について

川勝知事はまた、かつて学長を務めた静岡文化芸術大の学生に関して、

「(学生の)8割くらい女の子。11倍の倍率を通ってくるので、みんなきれい。顔のきれいな子はあまり賢いことを言わないと、きれいに見えない。ところが全部、きれいに見える」

と発言しました。

この発言は、女性蔑視とも受け取られかねない内容であり、社会からの厳しい反応を呼びました。

新人職員訓示にて

最終的に辞任へとつながったのは、2024年4月1日に行われた新入職員の入庁式での発言でした。

川勝知事は、「県庁はシンクタンク。野菜を売ったり、牛の世話をしたり、モノを作ったりと違い、基本的に皆さんは頭脳、知性の高い人たち」と述べました。

この発言は職業差別とも受け取られ、大きな反響を呼びました。炎上後、川勝知事はこの発言についての取材に応じ、その中で電撃辞職を発表しました。

まとめ|川勝平太知事はなぜ人気だったか当選理由や辞任に至った発言を調査

以下に本記事をまとめます。

  • 川勝平太氏は2009年から15年間静岡県知事を務めた
  • 医療費無料政策は子育て世帯からの強い支持を得た
  • リニア中央新幹線に反対し水源保護を訴える環境政策で評価を受けた
  • 前任の石川嘉延氏からの支援が政界入りのきっかけとなった
  • 2019年12月、県議に対する不適切発言で謝罪を余儀なくされた
  • 御殿場市を侮辱するような発言で辞職勧告決議案が可決された経緯がある
  • 静岡文化芸術大学の学生に関する女性蔑視と受け取られかねない発言をした
  • 新入職員訓示での職業差別とも取れる発言が辞任の直接的な原因となった
  • 社会的な発言の重みを度々見誤った結果、炎上しやすい状況を招いた
  • 政策や実行力には評価があったものの、公人としての発言には注意が必要だった
  • 辞任表明後、静岡県民からはさまざまな反応が寄せられた
  • 長期間の知事生活の中で、多くの功績とともに問題発言も残した

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